
Phi 2.9.0
Phi Browser 2.9が登場しました。今回は、お隣さんのブラウザから引っ越してくるのが、ずいぶん気楽になっています。ArcとZenからの完全なブラウザ移行に新たに対応しました。どちらもサイドバー中心の設計なので、Phiにはすんなりなじみます。移行は、インポートとはあえて別物にしてあります。持っていくものをひとつずつ選んで詰めるのではなく、プロファイル、スペース、閲覧データまで含めて、ブラウザの環境をまるごと運びます。荷造りは少なめに、お引っ越しはまるごと。
シークレットスペースには、カスタマイズできるキーボードショートカットが加わりました。ブックマークと固定タブは、お好みに応じて自動的にPeekビューで開けるようになり、タブの状態表示もぐっと分かりやすくなりました。未読み込みのタブ、固定タブ、サイドバーチャットのタブ、エージェントが操作中のタブが、それぞれひと目で見分けられます。小さなインジケーターですが、47個のタブを開いたままなぜ開いたのかまるで思い出せないときには、大きさに不釣り合いなほど頼りになります。
エージェントまわりも、少しお片付けをしました。接続は中断されてもより確実に復帰するようになり、バックグラウンドのエージェントウインドウはデフォルトでミュートされます。そして、タスクが終わったあとも居座っていたエージェントUIの細かな残りものたちが、今度こそ本当に帰ってくれるようになりました。「…についてPhiに質問」は選択したコンテンツを扱うときの信頼性が上がり、Video Gistは、ページに動画が埋め込まれているというだけで張り切って自分から起動するものではない、ということを学びました。
そのほかでは、ミュートしたタブがページ移動や再読み込みのあともミュートのままになりました。Kioskは、Phiのメインウインドウがフルスクリーンのときも行儀よく振る舞うようになり、アドレスバーに現在のURLを表示します。あわせて、スペース管理、移行のローカライズ、幅の狭いサイドバー、ダークモードにまつわる不具合をひとまとめに修正しました。
というわけで、今回はいたって実用的なリリースです。引っ越しはしやすく、タブが何をしているのかは分かりやすく。そして、エージェントが家に帰るときに電気を消し忘れていく心配も、少しだけ減りました。