自動化とPhi Link
「エージェント的(Agentic)」とは、PhiのAIが質問に答える以上のことをできる、という意味です。ブラウザの中で行動し、あなたの代わりにタスクをこなし、場合によってはそれを続けていきます。動き方は3つあります。いま動く(オンデマンドのアクション)、バックグラウンドで動く(バックグラウンドタスク)、スケジュールに沿って動く(スケジュール済みタスク)です。
オンデマンドのアクション
オンデマンドのアクションは、あなたが頼んだときにアシスタントが実行するタスクです。あなたがなぞるための手順を説明するのではなく、Phi自身が作業を進めます。現在のタブまたは新しいタブの中で、ページを移動し、ウェブサイトを操作し、複数ステップの仕事を完了するところを、あなたはそのまま見ていられます。
結果に影響が及ぶ操作を、そのまま進めてしまうことはありません。実行前に一時停止し、あなたの承認を求めます。ステップのリスクの度合いが示されたシンプルな「承認/拒否」のプロンプトが表示されるため、重要なアクションには必ずあなたが関与できます。
バックグラウンドタスク
じっと見ていたくないときもあります。エージェントはタスクをバックグラウンドに切り離して実行できます。これがバックグラウンドタスク(英語名はShadow Task)で、会話もあなたの注意も占有せずに作業を続けます。
バックグラウンドタスクの動きは次のとおりです。
- 開始されるのは、あなたがバックグラウンド実行を明示的に頼んだときだけです。
- 単独で動くので、あなたはブラウジングを続けることも、会話を閉じることもできます。
- リスクのあるステップに行き当たると、一時停止してあなたの承認を求めます。
- 進行状況、結果、生成したファイルは、Phi Sentinelのタスクページで報告します。結果が勝手にチャットへ戻ってくることはありません。
- 完了すると通知が届きます。スマートフォンでPhi Linkを使っているときは特に便利です。
- 実行中のキャンセルも、完了後の再実行もできます。
スケジュール済みタスク
スケジュール済みタスクは、あなたが決めたスケジュールで繰り返し動く自動化です。たとえば、商品の価格を数時間おきに監視する、ページの変化を見張る、その他のブラウザ上のタスクを自動で繰り返す、といったことができます。実体は「繰り返すバックグラウンドタスク」で、ブラウザのウインドウを閉じていてもPhi Sentinelが動かし続けます。ここまで来ると、PhiはAI機能付きのブラウザというより、あなたが見ていない間も働き続ける常駐のシステムに近づきます。
主導権を保つ
エージェントは、あなたの知らないところではなく、あなたが把握しているもとで動くように作られています。結果に影響が及ぶアクションの前には承認を求めます。バックグラウンドタスクは頼んだときにだけ始まり、リスクのあるステップでは確認のために一時停止します。実行中のタスクは、いつでも停止できます。データの保存場所とAIの扱いについてはプライバシーとデータをご覧ください。
Phi Sentinel
スケジュール済みタスクは、ブラウザのウインドウを閉じた後も動き続ける必要があります。それを可能にするのが、macOSのメニューバーにいるバックグラウンドアプリPhi Sentinelです。Phi Sentinelは、AIの一部を自分のMacの上で実行する選択肢であるプライベートAIもホストします。全体像はPhi Sentinelをご覧ください。
Phi Link
Phi LinkはPhiをTelegramにつなぎ、スマートフォンからアシスタントを使えるようにします。Macから離れているときも、状況の更新を受け取れます。できることは次のとおりです。
- スマートフォンからアシスタントとチャットする。
- タスクの成功や失敗の通知を受け取る。
- ブラウザから離れた場所でワークフローを続ける。
セットアップの方法は2つあります。
- 公式のPhi Linkボット、いちばん手軽な方法です。QRコードをスキャンし、ワンクリックでセットアップを終えれば完了です。
- 自分のTelegramボット、より細かく管理したい方向けです。TelegramのBotFatherでボットを作成し、トークンを発行して、Phiの設定に貼り付けます。ボットの名前とアバターを自分好みにできます。
アシスタントのアイデンティティはそのまま引き継がれるため、デスクトップでもスマートフォンでも一貫した体験になります。