スペースとプロファイル
スペースとプロファイルを使うと、仕事とプライベート、サイドプロジェクト、クライアントごとの作業、調べ物のテーマなど、別々の世界を1つのブラウザの中で分けて保てます。ウインドウをいくつも行き来したり、ログインとログアウトを繰り返したりする必要はありません。この2つは役割の異なるレイヤーで、一方がもう一方の上に乗る構造になっているため、仕組みはシンプルです。
2つのレイヤー
- スペースはサイドバー上のワークスペースです。名前、アイコン、カラーに加えて、専用のブックマークを持ちます。スペースを切り替えると、サイドバーが今取り組んでいる作業に合わせて装いを変えます。
- プロファイルはその下にある分離のレイヤーです。プロファイルごとにCookie、履歴、ログイン情報、拡張機能が分かれているため、2つのプロファイルで同じサイトに別々のアカウントで同時にログインできます。
関係は一方向です。各スペースは1つのプロファイルに属し、1つのプロファイルは複数のスペースを支えられます。同じプロファイルを使うスペース同士は、同じログイン状態を共有します。固定タブの表示範囲は設定で変更でき、スペース、プロファイル、アプリのいずれかの範囲に従いますが、プロファイルの分離そのものには影響しません。
覚え方はシンプルです。スペースは見た目と使い勝手を整理し、プロファイルはその下で何を分けて保つかを決めます。
スペースが持つもの
- 名前、アイコン、カラー。Phi内蔵のアイコンセットから選ぶことも、絵文字を使うこともできるため、サイドバーでどのスペースかひと目で見分けられます。
- 専用のブックマーク。スペースごとに独立したブックマークを持つので、仕事用スペースで保存したページがプライベート用スペースに紛れ込むことはありません。
- 専用のテーマ(任意)。スペースは独自のカラーテーマを使うことも、全体のテーマに従うこともできます。スペースに切り替えるとそのテーマが適用され、ウインドウが今いるコンテキストに合った見た目になります。
- 固定タブは、設定 → スペースで選んだ範囲に従います。スペースごとに別々に持つ、同じプロファイルを使うスペース間で共有する、すべての通常のプロファイルとスペースで1組を共有する、のいずれかです。詳しくはブックマークと固定タブを参照してください。
スペースの作成・切り替え・管理
- 作成:サイドバーのスペースストリップから新しいスペースを作成します。名前を付けて、所属するプロファイルを選びます。このスペースを完全に分離したい場合は、その場で新しいプロファイルを作成できます。
- 切り替え:サイドバーからワンクリックでスペースを切り替えられます。サイドバーのタブ、ブックマーク、テーマがそのスペースに合わせて変わり、スペースのウインドウが開いていなければPhiが開き直します。
- 名前と見た目の変更:スペースのメニューから名前を変更、アイコンを変更、テーマを変更を選べます。スペース独自のテーマ設定をやめるにはグローバルに従うを選びます。
- 削除:同じメニューからスペースを削除できます。スペースを削除すると、そのスペースに属するブックマークとURLルールも削除され、元に戻せません。固定タブの範囲がスペースの場合は、そのスペースの固定タブも削除されます。プロファイル範囲とアプリ範囲の固定タブは影響を受けません。
URLルール:サイトを自動的に適切なスペースへ
スペースが最も役立つのは、意識しなくても適切なページが適切な場所に開かれるときです。それを実現するのがURLルールです。ルールがサイトに一致すると、リンクをどこでクリックしても、どこに入力しても、割り当てたスペースでそのサイトが開きます。
URLルール…(メニューバーのスペースメニュー、または設定のスペースセクションにあります)を開くと、すべてのスペースのルールを1か所で管理できます。各ルールの一致条件は次のとおりです。
- ドメインとサブドメイン:
figma.comとそのすべてのサブドメインに一致します。 - ドメイン:
www.example.comのような1つのホストに完全一致します。 - ドメインの部分一致:
gitのように、指定した語を含むすべてのホストに一致します。 - URL:
example.com/teamのように、ホストとパスのプレフィックスで一致します。
通常のスペースのほかに、ルールの振り分け先としてシークレットを指定できます。一致したサイトはシークレットスペースで開き、開いているものがなければ必要に応じて新しく作成されます。
ルールを毎回確認するに設定すると、黙って振り分ける代わりに確認を求められます。一致するリンクが開かれると、Phiが確認画面(どのスペースで開きますか?)を表示するので、そこで選べます。現在のスペースには印が付き、今いる場所にページをとどめることもできます。複数のルールが一致し得る場合は、最も具体的なルールが優先されます(長いパスが短いパスに勝ち、完全一致のホストがワイルドカードに勝ちます)。
シークレットスペース:痕跡を残さないスペース
何も残さずにブラウズしたいときは、ファイル → 新しいシークレットスペースで、サイドバーのストリップにプライベートなスペースを直接開けます。使い勝手は通常のワークスペースと同じですが、裏側にあるのはプロファイルではなくメモリ上のセッションです。ブックマークも固定タブもAIもなく、ディスクには何も書き込まれません。閉じるとセッションは破棄されます。全体像はシークレットスペースを参照してください。
Phiのほかの機能とのつながり
スペースは、レイアウトとナビゲーションで説明するサイドバーのワークスペースの上に成り立っていて、スペースごとのカラーにはテーマと外観と同じパレットを使います。ArcやDiaから乗り換える場合は、Phiへの乗り換えで移行時の比較を確認してください。プロファイルはCookieと履歴を分離するため、アシスタントに見える範囲も、今ブラウズしているプロファイルの範囲に限られます。データの扱いについてはプライバシーとデータを参照してください。